こなみかん

同人サークル『こなみかん』のブログ

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    テイルズ オブ クレンザー

    サイレンが鳴り響く。

    クレ「何?出動要請か。」

    年末だと言うのに休めもしないのか。
    毎年毎年、この時期になると忙しいったらありゃしない。

    クレ「あー、メンド。」

    こうは言うものの、しっかり出撃準備をしているところ、俺はヒーローなんだな……と。

    クレ「いっちょ行ってきますか。ていやっ!」

    そう俺はヒーローなのだ。
    弱きを助け、悪を挫く。
    その名も「お掃除戦隊キレインジャー!」
    戦隊と言っても独りなんだけどな…ハッハッハッハ!


    今日の現場はフローバと言う街だ。
    聞くところによると温泉街らしい。
    今日のお勤めが終わったらパッーと行きますか。

    そしてその温泉街に突如現れた怪人「カビカビン」
    いかにも蔓延ってそうな名前がなんとも言えない。

    クレ「みつけたぞ、カビカビン!」

    早速見つけた。
    てか、街の入り口にたむろってた。

    カビ「○×◆△*」

    何言ってるのか全くさっぱり理解不能だ。
    こんな敵ばかりだから困る。
    特撮もんみたいな敵との駆け引きが無いから人気でないのだろうか…?

    クレ「……まあいい。覚悟しろ!変身!」

    ”あの”変身シーンに入る。
    良くある光がピカーってなってガチャンガチャン行く奴だ。
    ポーズとんないと変身出来ないのだから不便だ。

    変身も終わりかけたそのとき。

    カビ「◆△○*×っ!!!!!!!!」

    いやな感触が体を捕らえた。

    瞬間、その感覚はもうなく、ただ浮遊感が残るだけだった。

    クレ「なっ!」

    「何っ!」とは言う暇も無く次撃が繰り出される。
    何かが伸びて俺の体を打ち付ける。
    手……なのだろうか、それが俺がみた最後の光景だった。


    クレ「…………?」


    ここはどこだ。
    俺は死んだのか…?

    クレ「くはッ…!」

    直後襲うのは鈍痛鈍痛鈍痛。
    自分の体だと認識出来るレベルを超えた痛みが絶え間なく襲いかかる。
    しかしその痛みも徐々に退いていく。

    俺は不死身なのだ。

    何故かは知らない。
    15年前、交通事故に遭った。
    車5台が絡む大事故で、両親は死んだ。
    俺は奇跡的に助かり、病院に搬送された。
    医者の話によると、死んでもおかしくない程のやけどを負っており、
    助かっても後遺症は避けられないだろ…とのことだった。

    しかし、俺は翌日には意識を取り戻した。
    それどころかやけどの後がほとんど見えない程に治っていた。
    医者は驚き俺は何回も検査をうけさせられた。

    結果は何も異常は無く、退院。
    変える家が無かった俺は祖母に引き取られた。
    それいらい俺は不死身なのだ。

    まあだからヒーローなんてやってる訳だ。

    クレ「いってー……」

    とは言ってもやはり痛いものは痛い。
    痛覚だけは普通の人間と同じみたいだ。

    クレ「てかここどこだよ。」

    あたりを見回したも知っているものなんて何も無い。
    いや、ただ一つ分かるのは自分が浮いていること。

    そらじゃない。幸い死んでないみたいだ。
    一回死ねるのか試して観たかったりもするのだが…。
    そんなことよりも。水だ。そうwater。でもただの水じゃ無くお湯。

    クレ「温泉……?」

    何故俺が温泉に…?
    確かカビカビンにやられて、そのまま意識を失って…。

    ??「おや、起きたかね。」

    俺の頭の方から老いぼれた声が聞こえた。
    焦って振り向こうとする。
    が、浮いていたことを忘れていた。
    そのまま変な体勢で沈んでいく。

    クレ「あぶっ…っは、ふっ…!」

    怪我のせいか体が言うことをきかない。
    思ったよりダメージを受けているらしい。

    ??「フハッハッハッハッハ!」

    そんな俺の姿が面白かったのか、老人は笑い出す。


    てか笑い過ぎじゃね?

    クレ「何なんだよ!じいさん。」

    さすがにむかついてきた。

    ??「じいさんとは失礼な。仮にも命の恩人じゃぞ。」

    このじいさんが助けてくれたらしい。
    でも何かしゃくに障る…

    クレ「別に助けてくれなんて頼んでねーよ」

    まあ良くある台紙ですね。はい。
    もう悔し紛れなのは見え見えだし、今後の展開も押し切れるわけが無いのに。
    粋がるってやーね、全く。

    ??「ハッハッハそりゃそうじゃな。」

    ??「でもお主、『温泉はいりてー』と言っておったぞ、倒ておる時に」

    俺はそんなこと言ってたのかよ!
    まあ入りたかったけどさ……

    ??「それにお主、常人では無いと見えるが……」

    クレ「!!」

    何故気付かれた……
    このことはまだ誰にもばれていない。
    いや、医者には気持ち悪がられたが、異常だと言われたことは無い。

    クレ「何故わかる……?」

    あくまでも悟られないように、訝しがるような声言った。

    ??「お主も儂と同じ臭いがするからのぉ。」

    じじいの臭い…!?俺そんなに加齢臭が(ry
    そんなつまらないギャグは置いといて、てかカットで。

    クレ「同じ臭い……だと?」

    ??「儂もお主同様。”異能者”なのじゃよ」

    ??「その回復力から察するにお主は回復系の能力じゃな……?」

    ”異能者”……?
    ”回復系”……?
    初めて聞く単語に戸惑いを隠せないでいると

    ??「そうか…知らぬのか。」

    クレ「何なんだよその”異能者”って…。それに俺が”回復系”だって?」

    何だよそのフィクション丸出しな感じのワードは。

    ??「儂もすべてを知っておる訳ではない。」

    じいさんは語り出した。
    じいさん自身も”異能者”で”変化系”と呼ばれるものらしい。
    ”異能者”とはそのままの意味で異常な能力を持っている者のことを指す。
    また”異能者”には大きく分けて
    ”破壊系”、”回復系”、”変化系”の3つに分けられる。
    破壊系は物を破壊する力を持つ者。
    変化系は変化される者、回復系は回復させる者のこと。
    何故このような能力が備わったのか、
    また世界に何人くらいこの”異能者”がいるのかは分からないと言う。
    しかし、一つだけ分かるのがすべての異能者は15年前の大体同時期に能力を自覚した…ということだ。

    クレ「15年前…?俺が交通事故で…」

    ??「そう、この”異能者”たちは15年前に何か事故や天災など、危機的状況に陥った者だと言うこと。」

    じいさんは15年前地震で生き埋めになったところ、犬にになる夢を見て、そして気がつくと病院のベッドの上で寝ていたらしい。
    医者の話では瓦礫の”上”で気を失っていたということだ。

    それ以来、自分の姿を自由に変えられるようになったと……

    ??「この姿も仮の姿なのじゃよ。夜を忍ぶためのな…」

    クレ「じゃあ本当の姿は…」

    ??「それがわからんのじゃ。変身を繰り返すうちに本来の姿を失ってしまったらしい…」

    ??「今はこの姿が楽じゃからのぉ……」

    じいさんはどこか寂しそうな目をしていた。

    クレ「いいのかよ…」

    ??「何がじゃ?」

    クレ「仮の姿のままで良いのかよ……それはじいさんの本来の姿じゃねーんだろ。そんな姿のままでいていいのかよ」

    ??「…………」

    俺はじいさんをまっすぐ見る。
    ふと気付くことがあった。
    じいさんのその目は、その瞳は”若い”。
    年相応の物とはとても思えなかった。

    じいさんは俺を見ない。

    俺はじっと見る。

    これでもかと言わんばかりに見る。

    ??「取り戻したいのぉ…」

    ポツリとじいさんが零した。
    後は俺がそれを拾うだけだ。

    クレ「いこう!じいさん。あんたの姿を取り戻しにさ。」

    ??「でも、お主に迷惑を掛けるじゃろうて…」

    もう、素直じゃないじいさんだことだ。

    クレ「俺だったこの能力の秘密をしりたいさ。」

    クレ「それに、一人より二人の方が心強いだろ?」

    ??「…………ありがとうな

    じいさんの目から涙があふれる。
    それは老人のものとは思えない純粋で無垢なものだった。



    クレ「よし、そうと決まったら早速出発だ。」

    クレ「ところでじいさん名前なんつーんだ?」

    そうである、まだ名前を聞いていなかった。

    ??「儂か…?この姿の名前はたわしじゃ」

    この姿……名前まで忘れてしまっているのか…。
    それにしてもたわし…変な名前だ。

    たわし「今変な名前だと思ったじゃろ」

    このじーさんは本当に心を読むのがうまい。
    これから大変だろうな…

    クレ「だって変な名前じゃんかよ。たわしってさ。」

    ??「お主はなんというんじゃ?」

    俺も名乗って無かったのだ。

    クレ「お、俺は「お主」で良いよ…そうよでくれよ……」

    たわしを変な名前と言った手前、とても「クレンザー」とは言えない…。
    かーちゃん酷いよ!なにがクレンザーだよ!

    たわし「まあよいクレンザー、お主と呼ぶかのぉ」

    ふう助かった…

    クレ「って何でしってんだよ、このじじい!」

    ??「フッハッハ免許証が落ちておったからの。フホッホッホッホホ」

    勝ち誇ったような顔しやがって……
    変さは同じくらいだろうよ!
    っち、このじいさんには勝てるきがしねーぜ。

    クレ「まあいい、出発だ。」

    話を切り替えるかのように、でも悟られないように。
    (慎重且つ大胆に。大事な大事なあたっくちゃーんす!)←カットでplz

    たわし「ここともお別れじゃな、長く世話になったの」

    このじいさんはこの温泉に長期滞在していたらしい。
    温泉といっても温泉宿では無く、ただ地面を掘っただけの簡易なものだけど…
    ここは土地柄かどこを掘っても温泉が湧くみたいだ。

    で、路上生活ならぬ湯上生活をしていたと…

    名残を惜しむじいさんを置いてさっさと歩き出す。

    やけに寒々しい秋の夜だった。
    この寒さがこれから起こる困難を警告してくれているかのように……




    たわし「だって裸なんじゃからのぉ……(ボソ

    クレ「アッー!!それを早くいえよこのボケじじいが!」

    旅立ちとしては最悪の部類なのでは無いだろうか……
    先のが思いやられる……


    でもこの二人ならなんとかなる気がした。

    空には輝く満月が、地には羽を揺らす虫たちが、俺たちの門出を祝ったいる気がした。

    to be continued ?



    さて、ながくなってしまった第2話「たわし現る!」

    え?話が違うって?

    ??

    なんのことやら。

    第一話?しらんがな。


    いや…心機一転って奴?ですよ。

    ね。

    まあ暇なだけって奴ね。

    またリアルな解説です。

    第二話「たわし現る!」
    まあ、風呂掃除の前の脱衣所掃除が終わって、
    やっと風呂掃除が始まる…!
    と思っていたら、手にはクレンザーしかない!
    おーこれじゃ掃除出来ないじゃ無いのってことで、
    たわしを出してもらった訳です。
    そんだけです。
    なのに上の文は役4000文字…
    こんなんで風呂掃除が終わるのか…!

    予告編

    第三話「壁際の攻防」



    てか明日コミケじゃねーかよ。

    もう寝る

    ノシ

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